CVPPP(包括的暴力防止プログラム)

CVPPP(包括的暴力防止プログラム)とは、精神医療の現場で発生する暴力に対して予防・防止をするためのプログラムです。CVPPPでは暴力を起こす可能性がある患者あるいは暴力を起こしている患者をどのように助けるかという「ケアとして真剣に当事者のことを助ける」こと、患者と医療者の双方がどのように安全に関わるかという「person-centeredにその人と関わる」ことを基本理念としています。
暴力が発生した場合にどう抑えるのかではなく、暴力が発生しないようにどうケアするかが重要であり、そのためには専門的な知識や技術が必要とされます。当院ではCVPPPトレーナーの資格を有する看護師が15名おり、学習会や事例検討会を開催しています。このような活動を通して、暴力を未然に防ぐ方法や患者の暴力に対する適切なケアを行い、患者も医療者も安全に過ごせるよう努めています。

BLS(一次救命処置)

 当院は、誤嚥・窒息や身体合併症などの急変時に速やかに対応できるように看護師全員のAHA認定BLSヘルスプロバイダー取得を目指しています。BLSプロバイダー取得前や資格更新のための知識・技術確認の学習会をBLSプロジェクトメンバーが中心となり、毎月1回行っています。
 急変時こそ、素早く、確実で安全な行動が求められるため日々学習しいつでも実践できるように取り組んでいます。この取り組みで患者が安全に安心して治療・療養できるよう努めたいと思っています。

2024年11月8日 更新