作業療法

作業療法とは

精神科作業療法とは、精神・神経科領域での治療の一部で、『薬を使わない精神科専門の治療』と言われています。
当院での精神科作業療法は入院されている方に対し医師の指示のもと、精神機能や身体活動に支障をきたした方へ集団的(他の方と関わることで精神機能への働きかけを目的)あるいは個別的(身体機能も含めた心身への働きかけを目的)に関わることで、日常生活能力や対人関係・社会生活能力など、その人にとってより良い環境づくりや指導などの援助を行います。
具体的には、作業療法士が一人一人の日常活動の状況やニーズを把握し、治療計画・目標を立案していきます。さらに日々のプログラム(手工芸などの認知機能訓練や体操などの身体機能訓練を組み合わせ行っています)に参加することで、「生活リズムの獲得」や「身体活動の改善」をはかっていきます。また、集団での活動が苦手な方へも2~3人程度の小集団活動や個別での療法士による対応も行っております。

作業療法(OT) 週間プログラム

      

デイケア

当院のデイケアは医師の指示のもと、主に外来の方を中心に行われる精神科の治療となります。
利用者の皆様からは「生活のリズムを整えたい」、「交流の場を増やしたい」や「いろいろな活動を経験したい。楽しみたい」など参加理由は様々ですが、利用者個々人が目標を持ち、ステップアップをはかれるようスタッフが指導・援助を行っております。
具体的には祝祭日を除く月曜日から金曜日(9:00~15:00)と毎月第3土曜日(9:00~12:00)に実施し、別表のように週間プログラムを行っております。
また、年間プログラムとしてバーベキューや日帰り旅行など季節に合わせた活動や就労見学も行っており、院外での活動や就労に向けての相談なども行っております。

2020年8月22日 更新