認定・専門看護師の紹介

精神看護専門看護師

私が精神看護専門看護師を目指した理由は、精神疾患を患った患者さまが身体疾患を併発した際、一般病院へスムーズに転院することが難しいという経験からでした。私が精神看護専門看護師になることで、精神科と他科との橋渡し役となり、精神疾患の患者さまが適切な治療を受け入られるよう支援をしたいと考えたからです。私は平成27年度に専門看護師の認定を受けました。
今後の目標として、患者さまの現象に対して理論を用いて分析を行い仮説を立てケアとキュアを統合したケアを提供し、その人らしい人生を歩んでいけるようにお手伝いをさせていただきたいと考えています。また患者さまをケアする看護師を支えることができる精神看護専門看護師となれるよう研鑽していきます。


精神認定看護師

生きづらさを強みに変えて
私は、あるご家族にお会いしたことがきっかけで家族支援の必要性を感じるようになりました。
そのご家族は調子を崩された患者様を前に途方に暮れ、行き先の見えない不安を抱えていらっしゃいました。
私は、患者様ご本人だけではなく患者様とご家族と共に本来の自分を取り戻し、自分らしい生活を送れるようリカバリー(回復)のお手伝いをさせて頂きたいと考えております。
現在は様々な形で地域や病院、社会全体で支援があります。生きづらさを強みに変えることもできると思います。ぜひ私達にご相談ください。


緩和ケア認定看護師

患者様に寄り添った意思決定支援
緩和ケア認定看護師は終末期になるにつれ、複雑に絡み高まる身体的苦痛・精神的苦痛・社会的苦痛・スピリチュアルペインを早期に緩和し、患者様とご家族のQOLを維持改善できるよう支援してまいります。
また、トータルペインの視点でアセスメントを行い、患者様やご家族の価値観やライフスタイルを尊重しながら多職種で情報共有を行い、連携しながら最善のケアを提供いたします。
私は患者様とご家族の希望に寄り添った意思決定支援を重視した、その人らしい時間を最期まで過ごせるように関わらせていただきたいと考えております。


摂食・嚥下障害看護認定看護師

「口からおいしく食べる」をモットーに、資格取得後8年間、院内・院外で活動しております。患者さんとの関わりをとおして、口から食べることの威力を知り、これに勝る治療法はないのではないかとさえ思っています。
高齢者人口の増加に伴い、今後摂食・嚥下障害患者さんはますます増加すると思われます。
当院の入院・外来患者さんだけでなく、地域の方々の「口からおいしく食べる」を支援するため、今後も越谷病院スタッフとともに活動を続けていきたいと思います。





感染管理認定看護師

多職種と協働しながら活動
私は、越谷病院に就職して感染対策に興味を持ち、感染リンクスナースとして約2年間活動していました。活動する中で多くの知識を得て患者さんや職員を感染から守りたいと強く思い、感染管理認定看護師となりました。
感染管理認定看護師は、専門的知識をベースに医療を提供するあらゆる人々や患者さん、そして家族に対して医療関連感染の予防と管理を行うことが主な役割です。また、最新のエビデンスに基づいた知識を広めることも重要な役割の1つです。
活動内容は、院内の各部署、各職種の職員に対し感染に関する相談や指導を行う事。そして、感染防止対策を院内職員と共にその部署の状況に沿い、より効果的な方法で実践し評価することなどです。
ICDや薬剤師、検査技師などと連携し当該部署、更に院内にとどまらず順天堂6病院、地域の病院と連携、協働することで、安全な医療の提供が出来るよう努めていきたいと考えています。


精神科における感染対策
私が感染管理認定看護師になろうと考えたのは、専門的な知識をもって精神科での感染対策を実践していくためです。
精神科病棟は、自己衛生管理や症状の表出、検査・治療への協力が困難な患者がおり、閉鎖的環境です。治療のための外出、外泊などで、感染症が病棟内に持ち込まれると一気に広まってしまいます。
私は現在、閉鎖病棟で勤務しております。患者様とそのご家族、そして病院に勤務する全の職員に対し、感染症から身を守ることを使命として活動しています。


認定看護管理者

認定看護管理者とは、病院や保健施設などの管理者として必要な知識を持ち、患者・家族や地域住民に対して質の高いサービスを提供できるよう組織を改革し、発展させる看護師のことです。
看護職の我々は、質の高い医療サービスを効率よく提供するためにはどのよう様に活動したらよいか検討しています。そのためには看護職の教育体制の整備、働く環境の調整、職種間の協力、安心・安全な医療の提供、地域病院との連携等様々な課題を解決すべく活動を展開しています。
このような活動を支え、病院全体の動きの中で看護職をサポートしていくことが私の認定看護管理者としての役割と考えています!

2020年8月1日 更新