2020年8月1日 更新

医療安全推進センターについて

当院には、医療安全管理室、感染対策室、健康管理室からなる「医療安全推進センター」が設置されています。
検討案件の性質により、3室が適宜連携して組織横断的に問題解決にあたっています。
安心・安全な医療のため、教職員のみならず非常勤スタッフ、研修医・学生まで病院全体として取り組んでいます。

医療安全管理指針

1) 安全管理の目的
患者と医療従事者の信頼関係、医療に対する信頼のもとで、患者の救命や健康回復を優先で行われるべきものであり、患者を中心とした安全で質の高い医療を提供しなければならない。この実行のため全ての医療従事者は医療安全に取り組むものとする。
このため本方針は、順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院(以下順天堂越谷病院)における医療安全管理に関する基本方針を定めるとともに、院内の責任体制を明確にし、医療安全管理の具体的な推進方策について定めることを目標とする。

2) 順天堂越谷病院における医療安全管理の基本方針
安全な医療を提供するためには、医療従事者一人一人が患者の安全を守る意識を持つことが不可欠であるが、近年の医療の高度化・複雑化等を背景に、医療従事者個人の努力に依存した医療安全管理が困難さを増している。
このため、順天堂越谷病院においては、医療安全管理の情報の共有化を最も大切に捉え、医療安全管理を統括する医療安全推進センター長、医療安全管理委員会、医療安全管理者を中心に組織横断的に取り組む体制を作る。また、常により質の高い医療体制を構築するため接遇に最も留意し、計画・実施・評価・改善の過程において継続的な見直しを行うことにより、医療現場の状況の変化に適切かつ迅速に対応できる医療安全管理を実施する。
さらに、医療安全管理に資する情報を本人と職員全体で共有し、組織における安全の構築をつくるため、医療事故・ヒヤリハット事例情報等の分析結果や、医療安全管理委員会等で検討・決定された事故予防対策等を速やかに全職員にフィードバックするとともに、関連する研修会を通じて医療安全管理に関する啓発や教育に努めるものとする。